夏至と季節を意識した生活
『夏至とは?』
夏至にについて、こんな質問をいろんな方に伺うと、
『昼が一番長い日』
『ここから本格的な夏が始まる』
『夏至は餅を食べるのが習慣』
と様々な夏至の情報をきくことができました。。
夏至とはなんなのでしょうか?
ここには二十四節気がかかわってきます。
二十四節気は古代中国において季節を正確にとらえるための基準となる指標として、太陽の動きをもとに太陽が移動する天球上の道(黄道)を24分割して捉え方を基に、四季(春夏秋冬)をさらに6分割することで、半月ごとの季節変化に対応できるようになり、天候に左右されずに対処することが可能になります。
日本においても古墳時代頃から用いられ、生活、行事や挨拶などでも名残が残っております。
夏至は、二十四節季で10番目に当たり、北半球では、一年で昼が最も長く、太陽が最も高く位置し、夜が最も短くなる時期です。
陰陽のバイオリズムでは、最も陽気が盛んな時期となり、ここから気温は徐々に上がっていきます。そしてすべてが満ち、そこから転じて変化していく時期です。東洋の陰陽論でいう「陰陽消長平衡」、最も陰の気が少ない時期となります。
陰気(冷やす・潤す)が弱っている方は、熱気のコントロールができず、「頭痛・逆上せ・肩こり・耳鳴り」など、首から上の症状がでやすく
普段よりも高頻度、激しさが増す傾向があります。
こんな時期は
①積極的に酸味のある飲食を摂る。
②長風呂や過剰な運動で大量の汗を流す事を避ける。
③出来るだけ早く布団に入る。
④食事は入浴後に取る。
上記の4点を意識してみましょう
また梅雨の時期が終わると猛暑が訪れてきます。
人の体は中を冷やし、暑い気候に対応できるように働きます。皮膚にある毛孔から外とのガス交換が非常に頻繁になりますので、空調の風、バイク、自転車のあたり風も体内に入りやすくなります。それにより、関節痛、筋肉痛、内臓の冷えにも繋がります。
暑い気候に対応するため、体内を冷やし、胃腸は冷えやすい状態になります。
冷たいものは熱がこもるようになり、体温調整がうまくできず、更に熱くなります。
そして、また冷たい飲み物を好む…悪循環に陥りやすいです。
中医学において、自然に逆らうことなく生きることが最高の健康法とされております。
陰気の流失及び、胃腸の冷え対策。
季節的な体の変化に目を向けてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございます。
平井鍼灸院
鍼灸師 石渡 圭亮