過度な感情作用は病の原因!?

こんにちは 鍼灸師の石渡です。先日の日曜日に平井鍼灸院の患者さん向けイベントを開催致しました。体質改善・セルフケアに関して梅田院長、石塚先生とともに三人で約三時間行いました。
参加された方からは沢山の喜びの声を頂くことができ大盛況でした。次回開催は3月以降に検討しております。
決まった際は院内告知して参りますね!

86B207EF-A4FE-490F-BAB6-37DC5656AE20.jpeg
梅田院長のパートは実際にお灸を行い変化を沢山の方が感じていました!

今回のテーマは【過度な感情作用は病の原因!?】についてお伝えします。現代では「怒って気が逆上する」「びっくりして気が動転する」「思い悩んで気がふさぐ」「悲しくて意気消沈している」など気持ちを表す言葉が数多く存在しております。

東洋医学では、感情が過度・過少になることで五臓に変調をきたすと考えられ、感情は怒・喜・思・悲・憂・恐・驚の七種類【七情】に分類し、五臓である、肝・心・脾・肺・腎(怒・喜・思・悲・恐)と相互に関連づけています。

3209AF0F-D3EE-4040-8A11-779BEAB58C7C.jpeg
C1DC24BA-2097-4207-AA62-FBEEC520D9DA.jpeg
※こちらの五行色体表も参照ください。

ここで【怒】と【肝】の関連についてお話しをします。東洋医学の【肝】は現代西洋医学の肝臓とはことなり、自律神経の中枢としての働きが、機能の一つと考えられています。自律神経は生存のために基本的な《循環・消化・排泄などの機能》を無意識のうちに常時調整する神経です。自律神経神経を構成する交感神経は《緊張や興奮時に働く神経・心拍数増加・気管支拡張、消火器の機能抑制、血圧上昇》を促します。

副交感神経は平常時やリラックス時に働いてます。《心拍数減少、気管支収縮、消化液分泌促進、血圧降下の作用があります。ストレス社会の中で生きる我々現代人にとって【怒り】【イライラ】は大きな問題となっております。これらの感情は【肝】の機能を失調させる要因になり《お腹が痛くなる》《血圧が上がる》《頭痛がする》など身体の様々な症状を誘発します。

例えば、瞬間湯沸かし器のように部下に対してガミガミ怒っている上司がいたとします。
5F0D95A2-42C1-4019-90B4-70E65DC8FB24.jpeg
上司は怒りをぶつけている部下だけでなく、自分自身も犠牲にいしているのです。具体的に、怒り始めの時は肝気が高ぶり《顔面紅潮》《不眠》《肩こり》などを起こしやすくなります。【肝陽上亢

29CBBD62-2A6B-4B63-864A-CD849828B7C4.png
更に怒ると、《目の充血》《頭痛》《めまい》などの症状が現れます。
肝火上炎

47F134EB-D1EE-44A3-8663-20C0A860A97E.png
最終的に肝火が内風を呼び起こすことで【脳血管障害(中風)】を起こしかねない状況になります。

171581FC-997B-4382-B7D9-B2D49DC81E5F.png
【怒】の様に感情は、過度・過少によって病を引き起こす(どんな物事も同様ですが)ことがあります。日々感情を大切に生きることを意識してみてくださいね。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。当院では完全予約制の鍼灸の治療を行っております。気になった方は是非ご連絡ください。サイト横に24時間予約フォーム(バナー)がございます。こちらか当院【0336837670】まで直接のご連絡もお待ちしております!

平井鍼灸院
鍼灸師 石渡 圭亮