【軽うつ】症状例
【患者像】
A,Oさん 40代 男性
【来院】
2018,3,23
【症状】
主訴:軽うつ
5年前に離婚や仕事のストレスでうつ状態になった。薬を投薬(サインバルタ)したことで軽減されていたが、飲んだり飲まなかったり繰り返していている。3~4か月飲まなくても平気だが、倦怠感や疲労感が続いてしまう。
薬を飲むと慢性的な症状は良くなるが、やる気が続かない。
【治療経過と内容】
週に2回の施術を約2か月継続している状況である。経過としては、まだ不安定な状況で、気候からの影響があり、気分の浮き沈みもある。ただ気持ちは少なくとも通い初めよりは前向きで、毎日会社と育児に専念している。
治療方針:
頭のゆがみの改善、横隔膜の緩みを出す
【同時に治療した症状】
頸の硬さ
【使用した主なツボ】
太衝、太谿、足臨泣、中脘、だん中、側頭部、膈兪、肺兪、大腸腧、後頭下縁
【考察】
会社の経営者、家庭の育児など、生活する中で意識することが多く、思考にエネルギーを使用しすぎていることが影響していると考える。もともと軽うつではあるが、病態的にはそこが重要というよりも、以前薬を使用していたことからそこからの脳内伝達物質のマヒがあると考え、脳脊髄液が流れやすくなるよう頭頚部へのアプローチと、横隔膜を緩めることで呼吸から自律神経を整えるアプローチをしている。