鍼灸と未病

こんばんは、平井鍼灸院の石渡です。本日は【未病】についてお話いたします。東洋医学の独特の概念である未病。現代医学の検査では異常はみられないが病気の手前、簡単に言えば健康と病気の狭間の状態です。具体的に頭痛や朝起きにくいなどの自覚症状があって肩こりや耳鳴り、眩暈、疲労感など不定愁訴がみられます

東洋医学ではこの時、気や血の不調がみられ、さらに重いものだと五臓六腑にも不調がみられるようになります。現代医学では、心身症、軽症うつ病、気分変調症、パニック障害、全般性不安障害、心的外傷後ストレス障害、急性ストレス反応、適応障害なども見られ自律神経失調症と診断されることも多いです。(主訴は強く主観的で多岐であるものの、客観的所見が乏し為に自律神経失調症と診断している)また、健康診断などで異常があると指摘を受けても自覚症状のない状態(肥満、高血圧など)も未病であるといえます。

東洋医学では自然治癒力(正気)を高めて外的な病因(邪気)を取り除きバランスの乱れている体を正常に戻すことが治療原則なので、未病も治療対象であるとされています。未病は病気になる前の治療であり予防医学そのものです。身体のバランスが崩れて症状として現れてからの治療は対処的なものになり、治療費も療養に要する時間も必要になります。
今この瞬間も大切ですが、未来も健康な自分で居続けるために今できることと向き合っていきましょう。

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。未病治は私も大学で学びを深めてきましたが、とても大切な概念です。
健康でいることを全力でサポートし様々な情報もお伝えして参ります(*^^)
江戸川区 平井鍼灸院
鍼灸師 石渡 圭亮