症例報告「自律神経失調症(偏頭痛) 症例5」‐東京・江戸川区・平井‐
【自律神経失調症 症状16】
【患者像】
Yさん 20代 男性
【来院】
2016.11
【症状】
主訴:頭痛、首の痛み、ふらふら感
夏頃に急性アルコール中毒による脱水症状で、熱中症になった。その時から体がおかしくなり、頭がチクチクする頭痛がある。視界がボヤける、動悸、すぐ疲れるといった随伴症状がある。原因は脱水症状だが、心理的ストレスからきた行動だった。
【治療経過と内容】
治療方針:
心身の安定を確立し、交感神経緊張による諸症状を改善する
Yさんは体の症状の原因が心理的要因から来ていると理解しておりました。心臓、腎臓の経絡に障害が出ていると見立て、治療をしたところ頭のチクチク感と頭痛が改善した。
精神的な安定も得られている。
【同時に治療した症状】
動悸、眩暈
【使用した主なツボ】
人迎、関元
【考察】
身体に出ているほとんどの症状が、心理的ストレスによるものだった。ショックな出来事がきっかけとなって症状を発症するひとは多い。今回は頭痛に始まり、身体全身の疲れやすさにも影響が出ていた。心と腎のバランスを保てるようになることで症状が改善したが、その後も不安定な状態から回復する為に、継続して腎臓を強める治療をしている。
頭蓋骨の整体も施すことによって、交感神経の緊張状態は改善し易かったので、今後も他の症例で活用していく。