過敏性腸症候群(IBS)は鍼灸で整う?自律神経からのアプローチ
過敏性腸症候群(IBS)は鍼灸で整う?自律神経からのアプローチで根本改善
こんにちは!平井鍼灸院の鈴木開登です。
前回は、「5月は要注意!五月病の原因と鍼灸でできる自律神経ケア」についてお伝えしました。
こちらもよかったら一緒に読んでくださいね。
https://hirai-harikyu.com/case/
今回は、「過敏性腸症候群(IBS)は鍼灸で整う?自律神経からのアプローチ」についてお伝えします。
慢性的なお腹の不調や、緊張するとトイレに行きたくなる――それは「過敏性腸症候群(IBS)」かもしれません。
IBSは、腸に器質的な異常がないにも関わらず、腹痛や下痢・便秘といった症状が慢性的に続く疾患です。ストレスや生活習慣の乱れによる自律神経の乱れが大きく関係していることが分かっています。
IBSの原因は「脳腸相関」
腸は「第二の脳」とも呼ばれ、自律神経の影響を強く受けます。ストレスによって交感神経が優位になると、腸の動きが不安定になり、下痢や便秘を繰り返す原因に。
また、副交感神経が過剰に働くと腸が過敏に反応し、腹痛やガスだまりの原因になります。つまり、IBSは「自律神経のアンバランス」からくる現代病ともいえます。
鍼灸による自律神経へのアプローチ
鍼灸治療は、身体のツボを刺激することで自律神経のバランスを整える自然療法です。IBSに対しては以下のような効果が期待できます。
- 迷走神経の刺激:副交感神経を落ち着かせ、腸の過敏性を緩和
- 腹部の経穴刺激:「天枢」「中脘」などのツボで腸の動きを正常化
- 精神的ストレスの緩和:「神門」「百会」などで不安を鎮める
また、鍼灸はセロトニンやエンドルフィンといった神経伝達物質の分泌を促すことで、精神の安定にも効果があります。
当院でのIBS治療
当院では、IBSの症状と生活習慣、ストレスの関係を丁寧にカウンセリングし、自律神経を整える施術を中心に行います。
また、鍼灸治療以外にも整体やオイルトリートメントなど組み合わせて鍼灸治療の相乗効果を出します。
腹部や背部に限らず全身の鍼、灸による内臓機能のサポートに加え、セルフケアとして呼吸法や食生活のアドバイスもお伝えしています。
まとめ:腸を整えるには、まず自律神経を整える
IBSの根本改善には、自律神経を安定させ、腸と心のバランスを取り戻すことが不可欠です。薬だけに頼らず、自然な方法で体質改善を目指したい方に、鍼灸はおすすめの選択肢です。
慢性的なお腹の不調でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
平井鍼灸院 鈴木開登
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【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得
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