繰り返す下痢・便秘…それ、過敏性腸症候群かも?自律神経の乱れとの関係
こんにちは!平井鍼灸院の鈴木開登です。
前回は「カフェインと自律神経の関係」についてお話しました。まだの方は、ぜひこちらからご覧くださいね。
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今回は、「繰り返す下痢・便秘…それ、過敏性腸症候群かも?自律神経の乱れとの関係」について、詳しくお伝えします。
こんなお悩みありませんか?
病院では「異常なし」と言われたのに、下痢や便秘が続く
緊張やストレスがあると、すぐにお腹が痛くなる
通勤や外出前、トイレの場所が気になって落ち着かない
便通が不安定で、食事や生活に支障が出ている
「またなるかも」と不安がつきまとい、余計に悪化する
このような症状がある方は、「過敏性腸症候群(IBS)」の可能性があります。
過敏性腸症候群(IBS)とは?
IBSとは、腸に明らかな異常がないのに、下痢・便秘・腹痛・ガス・張り感などの症状が慢性的に続く状態を指します。
特に日本人に多く、働き盛りの20〜40代に多発。近年はストレス社会の影響もあり、患者数が増加傾向にあります。
IBSはなぜ起こるのか?鍵は「自律神経」
腸の働きは「自律神経」によってコントロールされています。自律神経には、
交感神経:緊張・活動モード(腸の動きを抑制)
副交感神経:リラックス・休息モード(腸の動きを活性化)
があります。
ストレスや不安が続くとこのバランスが乱れ、腸が過敏になりすぎてしまうのです。
ストレスで交感神経が優位になり、腸がけいれん → 下痢
副交感神経が乱れ、腸の動きが鈍くなる → 便秘
過剰な腸の運動が続く → 腹痛・ガス・張り感
こうして、ストレス → 腸の不調 → 不安 → さらにストレスという悪循環に陥ってしまいます。
IBSのタイプ別の症状
IBSは主に以下のタイプに分類されます:
下痢型:突発的な腹痛と軟便〜水様便。通勤・会議前などに悪化しやすい
便秘型:排便が週に数回以下、残便感、腹部膨満感
混合型:下痢と便秘を交互に繰り返す
いずれもストレスと密接に関係しており、リラックスできる環境では症状が落ち着くことが多いのが特徴です。
鍼灸による自律神経アプローチ
当院では、IBSの症状を単に腸の問題として捉えるのではなく、脳腸相関(脳と腸のつながり)に注目し、鍼灸で自律神経を整えることで根本改善を目指します。
具体的なアプローチ
ストレス反応を和らげるツボの活用
→ 脳と腸の緊張を緩め、不安感や過敏反応を緩和します。腹部・腰部の経絡調整
→ 腸の蠕動運動をサポートし、便通の安定を促します。お灸・整体の併用
→ リラックスを高め、副交感神経を優位にしやすい体へ。生活・食習慣へのアドバイス
→ カフェインの見直しや、過敏になりやすい食材の指導なども行います。
まとめ IBSは「心と腸」のサイン
過敏性腸症候群は、単なるお腹の不調ではなく、自律神経と心の乱れが現れているサインです。
症状を我慢して生活を続けていると、症状の慢性化や抑うつ傾向につながることも。
だからこそ、今こそ「心と身体を整えるケア」を始めてみませんか?
お気軽に、当院までご相談ください。
平井鍼灸院 鈴木開登
【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得
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