糖質の摂りすぎ・不足が自律神経に与える影響と鍼灸の役割
「糖質制限が健康に良いと聞いた」「疲れやすいけど甘い物を食べると元気になる」
そんな経験はありませんか?
糖質は身体の主要なエネルギー源であり、健康維持には欠かせない栄養素です。しかし、過剰摂取も不足も自律神経や体調に影響を与えるため、正しい理解が必要です。

糖質とは?
糖質とは、炭水化物から食物繊維を除いた成分のことを指し、体内で消化・吸収されエネルギー源として使われます。
代表的なものに、ブドウ糖・果糖・砂糖・デンプンなどがあります。
糖質の役割
エネルギー源:脳や神経系は主にブドウ糖を利用
筋肉の働きをサポート:運動時のエネルギー供給
血糖値の維持:生命活動に欠かせないバランス調整
自律神経の安定:ブドウ糖が不足すると交感神経が過剰に働き、不安や動悸が起こりやすくなる
糖質過剰摂取のリスク
血糖値の急上昇・急下降 → 自律神経の乱れ(疲労感・眠気・集中力低下)
脂肪として蓄積 → 肥満やメタボリックシンドローム
インスリン分泌過多 → 将来的に糖尿病のリスク
腸内環境の乱れ → ガスや便秘、過敏性腸症候群の悪化
糖質不足のリスク
低血糖症状(ふらつき、動悸、冷や汗、不安感)
集中力低下、イライラ、不眠
筋肉の分解が進み、基礎代謝が低下
自律神経の乱れにより疲れやすくなる
自律神経と糖質の関係
糖質と自律神経は深く関わっています。
血糖値の急変動 → 交感神経が優位になり、動悸・不安・イライラが出やすい
低血糖状態 → 脳へのエネルギー不足で副交感神経が働かず、倦怠感や頭痛が起こる
ストレス下での糖質欲求 → 自律神経の乱れが「甘い物を食べたい」という行動につながる
鍼灸では、自律神経を整えながら血糖値の安定をサポートする治療を行うことで、糖質の影響を和らげることが可能です。
東洋医学から見た糖質
東洋医学では、甘味(糖質)は「脾(消化器系)」に関係が深いとされます。
適量の糖質 → 脾胃を養い、気血を生む源となる
過剰な糖質 → 湿(余分な水分)を生じ、むくみや倦怠感、下痢を招く
不足した糖質 → 気血が作られず、虚弱や疲労を引き起こす
まとめ
糖質は私たちの体に欠かせない栄養素ですが、過剰摂取も不足も自律神経や内臓に大きな負担をかけます。
鍼灸では、自律神経を整え、脾胃の働きを改善することで糖質による不調を和らげることができます。
「甘いものがやめられない」「食後に強い眠気がある」「疲れやすい」といったお悩みがある方は、糖質と体調の関係を見直し、ぜひご相談ください。




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