春とめまいの関係性。なぜ春はめまいが増えるのか?
こんにちは、江戸川区平井鍼灸院の今木です。
前回は、TMSの治療法についてご紹介させて頂きました。
今回は、春の気候とめまいの関係性についてお伝えします。
春の気候とめまいの関係性
春は寒暖差が激しく、気圧の変動も大きい季節です。この気候の変化が自律神経のバランスを崩し、めまいを引き起こす要因となります。
寒暖差→朝晩の気温差が大きく、体温調節機能に負担がかかる。
気圧の変動→低気圧が通過する際、血流や内耳のリンパ液の流れが乱れ、めまいを誘発しやすい。
花粉の影響→アレルギー反応による炎症が鼻や耳に影響し、耳の機能を低下させることでめまいを引き起こすこともある。
東洋医学からみる春の特徴
東洋医学では、春は「木」の季節とされ、成長や変化が活発になる時期と考えられています。
・五行説では「肝」に対応
肝は「気の流れ」を司るため、春は気の巡りが活発になりやすい。しかし、ストレスや気候の影響で「気滞(きたい)」が起こると、めまいや頭重感が発生しやすい。
・陽気が上昇する
春は「陽の気」が強まるため、頭に熱がこもりやすく、のぼせやめまいを感じやすくなる。
・「風邪(ふうじゃ)」の影響を受けやすい
春は「風」が強く、外邪(外からの影響)による症状が出やすい。風邪の影響でめまいやふらつきが起こることもある。
東洋医学からみる春に多い症状
春は「肝」と「風邪(ふうじゃ)」が影響し、以下のような症状が出やすくなります。
めまい・ふらつき(肝の気が上昇しすぎる「肝陽上亢(かんようじょうこう)」による)
頭痛・のぼせ(気の流れが悪くなり、血の巡りが滞る「瘀血(おけつ)」による)
目の疲れ・充血(肝は「目」に通じるため、春は目の不調が起こりやすい)
イライラ・不安感(肝の機能が過剰になり、感情が不安定になりやすい)
消化不良・下痢(春はストレスで「脾胃(ひい)」の働きが乱れやすい)
春とめまいの関連性
春のめまいは、「肝」の働きの乱れと自律神経の不調が関係しています。
「肝陽上亢(かんようじょうこう)」によるめまい
肝のエネルギー(気)が上に昇りすぎると、頭に熱がこもり、めまいを感じる。
症状:のぼせ、耳鳴り、頭痛、目の充血、ふらつき。
「気滞(きたい)」によるめまい
ストレスが原因で気の流れが滞ると、頭部の血流が悪くなり、めまいが起こる。
症状:頭が重い、気分が落ち込む、イライラする。
「風邪(ふうじゃ)」の影響によるめまい
春は風が強く、外気の影響で「風邪(ふうじゃ)」が体内に侵入すると、めまいが起こる。
症状:めまい、寒気、頭痛、倦怠感。
「水毒(すいどく)」によるめまい
春は湿度も上がり、体内の水分代謝が悪くなると、内耳に影響を及ぼし、めまいが発生。
症状:耳鳴り、むくみ、胃もたれ、ふらつき。
春のめまいの対策方法
1. 「肝」の働きを整える
①リラックスする時間を作る(ストレスを減らすことで「気滞」を防ぐ)
②軽い運動を取り入れる(ウォーキングやストレッチで気の巡りを良くする)
③目のケアをする(肝は「目」と関連するため、スマホやPCの使用時間を減らす)
2. 「水毒」を排出し、血流を改善する
①体を温める(白湯や温かいスープを摂る)
②カリウムを含む食品(バナナ、ほうれん草、きゅうり)を摂取し、水分代謝を良くする
③適度な運動(血流を良くし、内耳のリンパ液の流れを改善する)
3. 「風邪(ふうじゃ)」を防ぐ
①春の強い風に長時間当たらないようにする
②首回りを冷やさない(春でもスカーフやカーディガンを活用)
③風邪を追い払う食材を摂る(生姜、ねぎ、シナモンなど)
4. 春の食養生(東洋医学的な食事法)
肝の働きを助ける食材
酸味(レモン、梅干し、酢):肝のバランスを整える
青菜(ほうれん草、小松菜、春菊):気の巡りを良くする
貝類(しじみ、あさり):肝の解毒作用を助ける
水分代謝を良くする食材
豆類(大豆、黒豆):水分を排出し、めまいを予防
根菜(ごぼう、にんじん):体を温め、血流を促進
ストレスを和らげる食材
ハーブティー(カモミール、ミント):気分を落ち着かせる
ナッツ類(アーモンド、くるみ):神経のバランスを整えるまとめ
1. めまいに即効性があるツボ
① 百会(ひゃくえ)
場所:頭のてっぺん、左右の耳を結んだラインと顔の中央を通るラインが交わる点。
効果:・気血を全身に巡らせる ・自律神経のバランスを整え、ふらつきを軽減する ・のぼせやストレスによる頭の熱を下げる
刺激方法
指の腹でゆっくり 3秒押して離す を5~10回繰り返す。
② 風池(ふうち)
場所:後頭部の髪の生え際、首の中央から左右それぞれ指2本分外側のくぼみ。
効果:・頭痛やめまい、目の疲れに効果的・肝の気の巡りを整え、ストレスを和らげる・気圧の変化によるめまいにも有効。
刺激方法
親指で後頭部を挟むようにして ゆっくり押しながら3~5秒キープし、離す を5回程度繰り返す。
③ 太陽(たいよう)
場所:こめかみの少しくぼんでいる部分。
効果:・血流を促し、頭の緊張をほぐす ・めまいだけでなく、ストレス性の頭痛や目の疲れにも有効。
刺激方法
人差し指と中指で 円を描くように軽くマッサージ する。
2. 体全体の巡りを整え、春のめまいを予防するツボ
④ 合谷(ごうこく)
場所:手の親指と人差し指の間、骨の付け根のややくぼんだ部分。
効果:・自律神経を調整し、めまい・ストレスを緩和 ・体の気の流れを改善し、血行を促進
刺激方法
親指で やや強めに押しながら5秒キープし、離す を10回ほど繰り返す。
⑤ 内関(ないかん)
場所:手首の内側、手首のしわから指3本分下の中央のくぼみ。
効果:・自律神経を整え、リラックス効果がある ・乗り物酔いの予防にも使われるツボで、ふらつきや吐き気を伴うめまいに有効。
刺激方法
指で 5秒押して離す を5回程度繰り返す。
⑥ 太衝(たいしょう)(「肝」の気を整える)
場所:足の甲、親指と人差し指の骨が交わるところのくぼみ。
効果:・春に乱れやすい「肝」の働きを整え、めまいを軽減 ・のぼせやイライラを鎮める
刺激方法
ゆっくりと 3~5秒押して離す を5~10回繰り返す。
ご自宅でのお灸も効果的です。お灸は自分でも治療ができる方法の1つですので、是非お試しくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
江戸川区平井鍼灸院 今木 薫
【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得
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