寒暖差が大きくなると、自律神経のバランスが乱れ、さまざまな体調不良が引き起こされます。特に 気温の急激な変化に体が適応しきれない ことで、疲労感や頭痛、めまい、消化不良などの症状が増えます。寒暖差が体に及ぼす影響を理解し、しっかり対策を取ることが大切です。
寒暖差が起こる時期
寒暖差が大きくなるのは、以下のような季節の変わり目や気候変化のタイミングです。
春(3月~5月)
・冬から春にかけての寒暖差が大きい。
・朝晩と昼間の温度差が10℃以上になることもある。
・花粉症の影響もあり、体調不良が出やすい。
秋(9月~11月)
・夏から秋への移行時期。
・気温が急激に下がることがあり、体温調節が難しくなる。
季節外れの寒波や熱波
・突然の寒波や猛暑日が訪れると、自律神経が乱れやすい。
・梅雨の時期や台風シーズンにも気温差が発生しやすい。
一般的に、1日の寒暖差が7℃以上 になると、自律神経に負担がかかり、体調不良を感じやすくなると言われています。
寒暖差の影響度の目安
5℃以下 → ほとんど影響なし(健康な人は適応可能)
7℃以上 → 自律神経が乱れやすく、疲労・めまい・頭痛などが出やすい
10℃以上 → 体温調節が追いつかず、「寒暖差疲労」が起こる
15℃以上 → 急激な冷えやのぼせで、免疫低下・血圧の乱れ・体調不良が増加
特に、朝晩と日中の気温差が10℃以上になると、体調不良を訴える人が急増 します。
春や秋の季節の変わり目、または寒波や熱波が訪れる時期には、体を冷やさない対策をすることが大切です。
気温の差と自律神経の関係
人の体は 「交感神経」と「副交感神経」 という2つの自律神経をバランスよく切り替えながら、気温の変化に適応しています。
寒暖差が大きいと…
交感神経が過剰に働き 血管が収縮し、血行不良 になる。
体温調節機能が乱れ、 冷え・のぼせ・倦怠感 が生じる。
自律神経の調整が追いつかず、 めまいや頭痛、胃腸の不調 などが起こる。
適応しきれないと…
寒暖差疲労(寒暖差アレルギー) という症状が出る。
免疫力が低下し、風邪を引きやすくなる。
寒暖差によって増える症状
自律神経の乱れによる症状
頭痛・めまい
疲れやすい、だるさ
眠りが浅い・不眠
イライラや不安感
血行不良による症状
肩こり・首こり
手足の冷え・しびれ
関節痛・腰痛
消化器系の不調
胃もたれ・食欲不振
下痢や便秘
寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)
気温差で鼻水・くしゃみが出る
風邪とは違い、発熱を伴わない
寒暖差による身体への影響を防ぐには?
① 服装の調整を工夫する
✔ 朝晩の冷え込みに対応できるよう、 薄手の上着やストール を持ち歩く。
✔ 室内外の温度差に備え、 重ね着を活用 する。
② 温活を取り入れる
✔ 湯船に浸かる(38~40℃のぬるめのお湯が◎)
✔ 温かい飲み物(生姜湯・ハーブティーなど)をこまめに飲む。
③ 自律神経を整える生活習慣
✔ 朝起きたら 朝日を浴びる → 体内時計をリセットし、自律神経の働きを整える。
✔ ストレッチや軽い運動(ウォーキングやヨガ)をして血流を促す。
✔ 深呼吸を意識する(4秒吸って8秒吐く) → 副交感神経が優位になりリラックス。
④ バランスの取れた食事を意識
✔ 自律神経の安定に役立つ ビタミンB群・マグネシウム を摂る(豚肉、ナッツ、豆類)。
✔ 血行を促す ショウガやネギ、根菜類 を積極的に摂る。
⑤ 快適な室内環境を作る
✔ エアコンや加湿器を活用し、室温・湿度を適度に保つ。
✔ 就寝時の冷え対策に、 靴下や湯たんぽを使う。
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