夏バテ知らずの体をつくる!東洋医学の予防法とは?
こんにちは!
平井鍼灸院の鈴木開登です。
7月目前、湿気や気温の上昇で「なんとなくだるい…」「食欲がない…」と感じていませんか?
今回は、夏バテを未然に防ぐ東洋医学的な視点からの対策法をお伝えします。
そもそも「夏バテ」とは?
西洋医学的には、暑さ・湿気・冷房の温度差などが影響し、自律神経の働きが乱れることで現れる症状の総称とされています。
主な症状:
食欲不振
だるさ、疲労感
寝つきが悪い・眠りが浅い
イライラや集中力の低下
胃腸の不調(下痢や便秘)
しかし東洋医学では、これを「気・血・水のバランスの崩れ」ととらえ、季節ごとに起こる不調は自然界との不調和が影響していると考えます。
東洋医学で見る「夏バテの原因」
東洋医学では、夏は「心(しん)」の季節とされ、心は「汗」「精神状態」「血液循環」に深く関係します。
以下のような要因が夏バテを引き起こすと考えられています
1. 冷たいものの摂りすぎ → 「脾(ひ)」の弱り
消化吸収をつかさどる「脾」は冷えに弱く、冷たい飲食物が多いと働きが低下。
→ 食欲不振、だるさ、むくみの原因に。
2. 発汗のしすぎ → 「気」の消耗
過剰な発汗により、体内のエネルギー(気)が失われる。
→ 疲労感や気力の低下に。
3. 冷房による冷え → 「陽気(ようき)」の低下
体温調整の働きをする「陽気」が冷気で奪われると、体が内側から冷えてしまう。
→ 下痢・胃の冷え・冷え性など。
夏バテを防ぐ!東洋医学的・予防のポイント
● 食事のポイント
温かいスープや味噌汁を毎日1回取り入れる
冷たいものは常温に戻してから
夏野菜(トマト・きゅうりなど)も摂りすぎ注意。加熱することでバランス◎
「脾」をいたわる山芋・かぼちゃ・米などの消化の良い炭水化物を
● 生活習慣のポイント
早寝早起き(特に23時までに寝ると「心」が整う)
冷房は直接体に当てず、腹巻などでお腹を温める
汗は適度にかく(軽い運動や湯船入浴)
まとめ:夏バテは「暑さ疲れ」ではなく「体のバランスの乱れ」
「夏だから体がだるいのは当たり前」と放っておくと、秋に体調を大きく崩すことも。
東洋医学では、未病(まだ病気になっていない状態)を整えることがとても重要です。
この夏を快適に乗り切るために、ぜひ一度、自分の体と向き合う時間をとってみてくださいね。
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平井鍼灸院|自律神経専門 鍼灸・整体
【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得
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