ストレスによる頭痛・胃痛は自律神経の乱れ?
こんにちは。平井鍼灸院の鈴木です。
「仕事のプレッシャーで眠れない」「人間関係で胃が痛い」「理由はないけど体がだるい」――そんなストレスによる不調でお悩みではありませんか?
ストレスは精神的なものに思われがちですが、体の症状として現れるのは自律神経との深い関わりがあるからです。鍼灸は、乱れた自律神経を整え、心身をリラックスさせる有効な手段のひとつです。
ストレスとは?
ストレスとは、心身にかかる刺激や負担に対して起こる反応のことを指します。
精神的ストレス:人間関係、仕事、将来への不安など
構造的ストレス:骨格の歪み、内臓疲労
化学ストレス:栄養不足・栄養の偏り
- 温度・湿度ストレス:気温の変化、気圧の変動
適度なストレスは行動の原動力になりますが、過剰または長期間続くと体にさまざまな悪影響を及ぼします。
ストレスによる症状
ストレスが蓄積すると、次のような症状が現れやすくなります。
自律神経の乱れ:頭痛、めまい、動悸、不眠
消化器症状:胃痛、下痢、便秘、過敏性腸症候群
筋肉の緊張:肩こり、腰痛、顎関節症
精神症状:イライラ、不安、抑うつ気分
免疫力低下:風邪をひきやすい、疲労回復が遅い
西洋医学から見たストレス
西洋医学では、ストレスは脳の「視床下部―下垂体―副腎系(HPA軸)」を介してホルモンバランスに影響を与えると考えられています。
ストレス → コルチゾール(ストレスホルモン)が分泌 → 血糖上昇・心拍数増加 → 身体を緊張状態に
長期化 → 高血圧、糖尿病、心身症などの生活習慣病リスク増加
精神的にも、うつ病・不安障害の背景要因となる
つまり、ストレスは「脳」と「体」をつなぐ重要な要因であり、早めのケアが必要です。
自律神経とストレスの関係
ストレスと自律神経は切り離せない関係です。
精神的・身体的ストレス → 交感神経が過剰に働き「常に緊張モード」に
副交感神経が働かず → 睡眠が浅い、消化不良、慢性疲労
長期化すると → 自律神経失調症や心身症へ移行
「休んでも疲れが取れない」「心身が常に張り詰めている」方は、自律神経の乱れが背景にある可能性が高いです。
東洋医学から見たストレス
東洋医学では、ストレスは「気の流れ」を滞らせ、心身に不調をもたらすと考えます。
肝気鬱結(かんきうっけつ):ストレスで気が滞り、イライラ・胸のつかえ・頭痛
心脾両虚(しんぴりょうきょ):長引くストレスで心と脾(消化器)が弱り、不眠や食欲不振
肝火上炎(かんかじょうえん):怒りや不安が強まると頭痛や顔のほてり
鍼灸によるアプローチ
鍼灸は「交感神経の過緊張を和らげ、副交感神経を高める」効果があり、ストレスの心身症状に有効です。
鍼刺激 → 脳内でセロトニン・エンドルフィン分泌 → リラックス効果
筋肉の緊張をほぐす → 血流改善・肩こり腰痛の軽減
自律神経の調整 → 睡眠改善、胃腸症状の安定
東洋医学的に → 気血の巡りを整え、ストレスに強い体づくり
まとめ
ストレスは、単なる「気持ちの問題」ではなく、自律神経やホルモンに影響を与える全身の病理現象です。
鍼灸は、自律神経のバランスを整え、心身両面からストレス症状を改善できる有効な方法です。
「眠れない」「常に緊張して疲れている」「胃腸の調子が悪い」――そんな症状がある方は、ぜひ鍼灸でのアプローチを検討してみてください。
info_outline平井鍼灸院
- 住所
- 〒132-0035
東京都江戸川区平井4丁目11−3 サンライズエンドウII 4階 - 電話番号
03-3683-7670
- 営業時間
- 火金 10:00~20:00
水 12:00~20:00
土 9:00~17:00
日 9:00~16:00 - 休業日
- 月曜・木曜・祝日
- アクセス
- JR総武本線平井駅から徒歩1分