コーヒーで不調が続く?カフェインと自律神経の悪循環とは
こんにちは!
平井鍼灸院の鈴木開登です。
前回は「めまいが続く原因は?自律神経の乱れとストレスの関係」についてお話しました。まだの方は、ぜひこちらからご覧くださいね。
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今回は、「コーヒーで不調が続く?カフェインと自律神経の悪循環とは」について詳しくお伝えします。
カフェインによる自律神経の乱れの特徴
- 朝すっきり起きられず、だるさが残る
カフェインは摂取後30分〜1時間で作用し、4〜6時間程度持続しますが、体内での半減期は最大8時間以上。午後のコーヒーが夜間まで影響することも。睡眠の質を下げ、朝の倦怠感の原因になります。 - 寝つきが悪く、夜中に目が覚める
カフェインは、眠気を誘う神経伝達物質「アデノシン」の働きを妨げます。その結果、「眠いのに寝つけない」「途中で目が覚める」といった浅い睡眠が続くのです。 - めまいや不安、動悸などの不定愁訴が増える
交感神経が刺激されると、心拍数の増加、血管収縮、呼吸の浅さなどが起きます。結果として、動悸・不安・めまいなど自律神経症状が出やすくなります。 - イライラしやすく、集中力が続かない
カフェインには集中力を高める効果がありますが、過剰になると脳内の神経伝達物質バランスを乱し、かえってイライラ・不安定・集中力低下を招きます。
カフェイン過多が引き起こす“自律神経の悪循環”
- 疲労や眠気 → カフェインで覚醒
朝や午後の眠気に対処するため、コーヒーやエナジードリンクを頼る習慣がスタート。 - 交感神経が優位なまま長時間継続
交感神経が持続的に刺激され、体が常に“緊張状態”に。リラックスする時間が減っていきます。 - 睡眠の質が低下し、疲れが抜けない
浅い眠りが続き、ホルモンや神経の修復が進まず、回復力が落ちます。 - 翌日またカフェインに頼る
結果、さらに疲労とストレスが蓄積し、悪循環から抜け出せなくなるのです。
自律神経の乱れが「不調の連鎖」を生む
自律神経が乱れることで、以下のような全身症状が現れやすくなります。
慢性的な疲労感
めまい・頭痛・耳鳴り
胃腸の不調(食欲不振・便秘・下痢)
不眠・寝つきの悪さ
イライラ・焦燥感・不安感
こうした症状が「どこに行っても改善しない」と悩む方の中には、カフェインや生活習慣の見直しで体調が大きく改善するケースも多くあります。
まとめ
カフェインは適量であればメリットもありますが、摂りすぎると自律神経に負担をかけ、不眠やめまい、不安感などを引き起こす原因になります。
「疲れてるのに眠れない」「最近ずっと不調が続く」そんな方は、一度カフェイン習慣を見直すとともに、自律神経のケアをおすすめします。
鍼灸によるアプローチは、交感神経と副交感神経のバランスを整え、心と体を“回復できる状態”へ導いてくれます。お悩みの方は、ぜひご相談ください。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
平井鍼灸院 鈴木開登
【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得
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