なぜ眠れない?…それ、“自律神経の乱れ”が原因かもしれません
こんにちは!
平井鍼灸院の鈴木開登です。
前回は「耳鳴りと自律神経の関係」についてお話しました。まだ読んでいない方は、ぜひそちらもご覧くださいね。
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今回は「なぜ眠れない?…それ、“自律神経の乱れ”が原因かもしれません」についてお伝えします。
5月は5月病と名前がついているようになんとなく体がだるいなど不調が出やすい時期になるので、不眠症以外の方も読んでみてください。
こんなお悩みはありませんか?
- 布団に入ってもなかなか眠れない
- 夜中や明け方に目が覚めて、その後寝られない
- 頭が冴えて眠れないのに、日中はぼんやりする
- ストレスやイライラが強く、寝る前まで頭が回っている
- 眠れないことで、体も心もどんどん疲れていく
- 病院では異常がないと言われ、薬に頼り続けるのも不安
これらに心当たりがある方、もしかしたら「自律神経の乱れによる不眠」かもしれません。
ストレスで乱れる“眠りと神経”のバランス
不眠というと、「眠りが浅い」「年齢のせい」「考えすぎ」といったイメージを持つ方が多いですが、
実際には、ストレスや生活習慣によって“自律神経のバランスが崩れている”ことが原因になっているケースが非常に多く見られます。
自律神経とは、私たちの意思とは関係なく、内臓や血管、呼吸などの働きを調整している神経です。
この自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経で成り立っており、交感神経は活動・緊張モード、副交感神経は休息・リラックスモードを担います。
通常、朝は交感神経が優位になって活動を支え、夜になると副交感神経が優位になり、身体が自然に眠りに向かうようにできています。
しかし、ストレス・緊張・長時間の労働・心配ごとなどが続くと、交感神経の緊張が解けず、夜になっても「戦闘モード」が解除されないままになります。
すると、本来リラックスすべき時間でも脳や神経が覚醒したままとなり、なかなか眠れない、途中で目が覚める、眠りが浅いなどの症状が出てきます。
身体の機能的な問題として、自律神経が切り替わらずに不眠が慢性化していく状態です。
つまり不眠は、単なる心の問題ではなく、脳や神経の調節機能が乱れた“身体の問題”でもあるのです。
鍼灸による自律神経へのアプローチ
当院では、不眠を単なる「寝つけない」という症状としてではなく、
自律神経のバランスが乱れて、脳や神経が緊張状態から抜け出せないことが原因と考えています。
副交感神経を活性化するツボへの刺激
「心兪」「失眠」などのツボに鍼をすることで、神経の興奮を鎮め、リラックス反応を引き出します。
これにより、日中優位になっていた交感神経から、副交感神経がしっかり働ける状態へと導いていきます。脳や中枢神経の過敏さを鎮静する
鍼刺激には、筋肉の緊張だけでなく、脳からの過剰なストレス信号を抑える作用があります。
継続的に施術を行うことで、神経が“興奮しにくく、休みやすい”状態を学習していくのです。身体全体のエネルギーや血流の調整
東洋医学では、不眠は「気(エネルギー)」「血(栄養)」の乱れとも関係しているとされます。
鍼やお灸を通して、全身の流れを整えることで、睡眠だけでなく、内臓の働きやメンタルバランスの改善にもつながります。
こうした鍼灸によるアプローチは、不眠に限らず、「イライラ」「不安感」「だるさ」「自律神経失調症」など、神経系の不調にも非常に効果的です。
単に「眠れるようにする」だけでなく、神経・内臓・心の状態を総合的に調整し、「眠れる身体」そのものを取り戻すサポートをしています。
まとめ
眠れないことは、あなたの意志の弱さではありません。
頑張りすぎた身体と心が発する「休んで」のサインかもしれません。
「眠れない毎日を変えたい」そう感じたときは、どうか一人で悩まずご相談ください。
私たちが、あなたの眠りと心身のバランスを全力でサポートいたします。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
平井鍼灸院 鈴木開登
【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得
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