腰痛の原因がストレス?カギを握るのは“自律神経”だった
こんにちは!
平井鍼灸院の鈴木開登です。
前回は「笑えない・楽しめない…“夏の自律神経の乱れ”に注意を」についてお話しました。
👉 こちらから
今回は、「腰痛とストレス・自律神経の関係」について詳しくお伝えします。
1. 腰痛とは?
腰痛とは、腰(背中とお尻の間の部分)に痛みや違和感を感じる症状の総称です。
実は、日本人の約80%以上が一生に一度は腰痛を経験すると言われています。
腰痛は次のように分類されます。
- 特異的腰痛:ヘルニア・脊柱管狭窄症・骨折・内臓疾患など、原因が明確なもの(約15%)
- 非特異的腰痛:検査で原因が特定できないもの(約85%)
2. 腰痛の原因とは?
非特異的腰痛の原因として、近年注目されているのが「生活習慣」や「心身のストレス」です。
主な要因には以下が挙げられます
- 長時間の同じ姿勢
- 運動不足・筋力低下
- 睡眠の質の低下
- 精神的ストレス
- 自律神経の乱れ
とくにストレスと自律神経の関係が、見過ごされがちなポイントです。
3. ストレスと腰痛の関係
「ストレスで腰が痛くなるなんて本当?」と思われるかもしれませんが、実際に心理的ストレスが腰痛を引き起こすことは多くの研究でも明らかになっています。
ストレスによる腰痛のメカニズム
- ストレスが交感神経を過剰に働かせ、筋肉が常に緊張状態になる
- 血流が悪くなり、腰まわりの筋肉に酸素が届きにくくなる
- 慢性的な緊張状態が痛みとして現れる
このように、ストレスは“見えない筋緊張”を生み、結果的に腰痛を悪化させるのです。
4. 腰痛と自律神経の乱れの関係
自律神経は、体のあらゆる機能(血流・内臓・筋肉の緊張など)をコントロールする重要な神経です。
🔸 自律神経が乱れるとどうなる?
- 交感神経が優位に働きすぎて、筋肉がこわばる
- 副交感神経がうまく働かず、回復・リラックスできない
- 睡眠が浅くなり、修復力が低下する
つまり、自律神経が乱れることで、慢性的な腰痛が起こりやすくなるということです。
5. 東洋医学から見た腰痛のメカニズム
東洋医学では、腰痛は単なる「筋肉の疲れ」ではなく、“気・血・水”のバランスの乱れと捉えます。
腰痛と関係が深い「腎(じん)」
- 「腎」は腰や骨、脊髄をつかさどるとされ、加齢や疲労で弱りやすい
- 腎の弱りは「腰のだるさ・冷え・痛み」として現れる
さらに「肝(かん)」のストレス処理機能が滞ると、気の流れが悪くなり、筋肉が硬直しやすくなるのです。
6. まとめ|腰痛改善のカギは“神経と気の巡り”にあり
腰痛は単なる身体のトラブルではなく、ストレスや自律神経の疲労からくる全身の不調の一部であることが多いです。
検査で異常が出ないのに痛みが続く方、何度もぶり返す腰痛に悩まされている方は、「神経・気・心身のバランス」に目を向けてみることが大切です。
当院では、東洋医学と現代の知見を融合させた鍼灸施術で、根本からの改善をサポートしています。
お気軽にご相談ください。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
平井鍼灸院 鈴木開登
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【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得
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