産後うつ



患者さん
何もやる気が出なくて、家事も育児も手につきません…
自分が母親に向いていない気がして辛いです

患者さん

患者さん
このままずっと元気になれなかったらどうしよう…
夫や周囲に負担をかけ続けてしまうのが心配です

患者さん

院長
産後うつは、どなたでも発症する可能性があります。
ただ、あるポイントを抑えれば改善することができますので、安心してくださいね。
今回産後うつの原因と対処法から当院での治療の進め方を分かりやすく解説します!
平井鍼灸院では、産後うつの症例を取り扱っています。
今回は、産後うつと、施術に関係する情報提供をさせて頂きます。
平井鍼灸院の産後うつの対応とは?
思考面のアプローチに関しては認知行動療法で認知のクセを適応的思考に変換することをサポートすることが出来ます。
産後うつとは?
平井鍼灸院は自律神経の乱れから生じる症状や、うつ病(うつ状態)によって引き起こされる様々な症状をはり施術で改善しております。
人は、強いストレス受けたりその状態が持続したりすることで自律神経の乱れが起こり、体のいたるところに症状が現れます。例えば、痛みや痺れ、冷え性やむくみ、首肩こりやそれに伴う頭痛などがあります。
最近注目されているのは、自律神経の乱れが原因となっている「産後うつ」です。その原因は以下の状況がか考えられます。
産後の体は妊娠前の状態に戻ろうとするためにホルモンバランスが変化し始め、心身ともに自律神経の状態が不安定な状態になっています。ここに育児疲れや孤独感、家事と子育てを両立できないことへの罪悪感などが伴う事により、産後うつを発症すると考えられています。
産後うつは、新生児の世話や育児に関連するストレス、ホルモンの変化、睡眠不足、個人の心理的な要因などが組み合わさって発症することがあります。早期の診断と治療が重要であり、心理療法、薬物療法、家族のサポートなどが有効なアプローチとして使われます。また、医療専門家や精神保健専門家の支援を受けることもお勧めされます。産後うつは適切な治療を受ければ改善できる状態であり、母親と赤ちゃんの健康を守るために適切なサポートを提供することが重要です。
産後うつの症状とは?
産後うつの典型的な症状には以下が含まれます
- 深刻な憂鬱感
悲しさ、絶望感、無関心、無気力感が日常的に現れます。うつ病の症状と似ており、メンタルダウンが持続的に起きている状態です。夜にひどくなる傾向がありますが、産後うつの場合は昼間にも同じような憂鬱感が続くようになります。 - 過度の不安
母親は赤ちゃんの健康や安全に対する過度の不安を感じることがあります。自分が母親として赤ちゃんを守らなければならないという使命感からこのような精神状態に陥りやすいのが産後うつです。 - 疲労感
睡眠不足や育児のストレスにより、体力的にも精神的にも疲弊します。常に気を張っていて、頭も体も緊張状態にあります。緊張が抜けずに過ごすことで疲労感が日中にひどくなり、横になって動けないことや育児をすることが出来なくなってしまうことがあります。 - 食欲の変化
食欲不振や過食の問題が起こることがあります。食欲は人間の3大欲求のうちの1つです。生きる目的で発言するものなのですが、産後うつの場合は命をつなぎとめることが最優先となるため、食事を摂って消化をするというエネルギーさえも節約しようとしています。 - 集中力の低下
注意力が散漫になり、日常のタスクをこなすのが難しくなります。頭で考えることが多くなり、先に記述してある深刻な憂鬱感や過度の不安に脳内の思考が支配されていることが原因です。次に何をすればよいのかという簡単な思考が出来なくなっている状態を指します。 - 自分自身への否定感
自分は悪い母親であると感じることがあり、罪悪感を持つことがあります。赤ちゃんは常に泣きますし、どんなに願い通りに行ったとしても赤ちゃんはコントロールすることが出来ません。その事実は分かっていても、赤ちゃんがいましてほしいことを100%出来ない自分に対して否定感を感じてしまうのが産後うつの症状の1つです。 - 社会的孤立感
他人との関係が悪化し、友人や家族との交流が減少します。常に赤ちゃんと一緒にいることで、外出が難しくなったり赤ちゃんのお世話をするには家にいることが最善であることから、社会と切り離された感覚になってしまうことがあります。
産後うつが薬で改善されない理由とは?
産後うつ症状が薬物療法に対して効果が限定的である理由は、いくつかの要因が影響しています。以下に、なぜ薬物療法が効かないことがあるかをいくつかの要因と共に説明します。
- 症状の原因の複雑さ
産後うつの原因は多岐にわたり、ホルモンの変化、ストレス、睡眠不足、心理的な要因などが絡み合っていることがあります。薬物療法は通常、生物学的な要因に焦点を当てており、これらの複雑な要因には効果が限定的です。 - 個別の反応の違い
人々は薬物に異なる反応を示すことがあります。特定の抗うつ薬が一人にとって有効であると、別の人には効果がないことがあります。適切な薬物とその適切な用量を見つけることは試行錯誤を伴うことがあります。 - 心理的要因の重要性
産後うつは心理的な要因も大きな役割を果たすため、薬物療法だけでは問題を解決できないことがあります。心理療法やカウンセリングは、感情やストレスの処理、問題解決、自己肯定感の向上など、心理的な要因に焦点を当てたアプローチを提供します。 - 副作用と安全性の問題
薬物療法には副作用が伴うことがあり、母親と赤ちゃんの安全性に配慮する必要があります。特に授乳中の母親は、抗うつ薬の選択に慎重でなければなりません。 - 時間の要因
薬物療法が効果を発揮するまでに時間がかかることがあります。一部の抗うつ薬は、症状の軽減まで数週間から数か月かかることがあります。その間、症状が持続する可能性があります。 - 継続的なサポートの必要性
薬物療法だけでなく、心理的なサポートやライフスタイルの変更も必要となります。産後うつの克服には総合的なアプローチが必要です。
したがって、産後うつの治療には薬物療法と心理療法、生活様式の調整、サポートシステムの活用が組み合わさることが一般的です。専門の医療専門家が適切なアプローチを提供し、母親の具体的な状況に合わせて治療プランを調整することが重要です。
患者さんの声




【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得
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