不安・体の緊張の改善例ー江戸川区 平井 鍼灸ー

【自律神経失調症 症状48】
【患者像】
Hさん 40代 男性
この方は、転職後の職場で仕事の負荷がかかり過ぎたために不安感が強くなり、緊張感が取れなくなってしまいました。体の状態としては、眠っても疲れが取れない状態です。
【来院】
 2016.12
12月というのは寒いという事もあり、自律神経の働きの中でも交感神経の緊張状態が作られやすいのも事実です。その時にちょうどストレスがかかりすぎたために、症状を発症する方が多いです。
【症状】
主訴:不安と緊張がなくならない
来院時、交感神経緊張状態により自律神経失調症の諸症状を呈し、夜は眠れていない日々が続いていた。緊張が続くことにより神経が疲弊して思考が回らなくなったためにやむなく休職という選択に至った。休職しているだけでは体の状態が良くならず、不安と緊張を改善する為に来院した。
【治療経過と内容】
治療方針
首の交感神経緊張部位の血流改善
来院してから常時首の治療を継続し、血流を改善した結果3か月で不安感と体の緊張状態を改善できるようになってきた。視床下部への刺激により、自律神経の働きが調整され、さらに首周りの血流が改善することにより酸素供給量が増加したことで脳の機能が活性化した。思考や体を動かすことに関しても改善が見られた。特に、昼間の集中力が改善されたことで、仕事を支障なくこなせるようになった。
【同時に治療した症状】
冷え
冷えは交感神経緊張状態で呈する代表的な症状ですが、治療をして6か月を経過した時点で体の冷えは殆どなくなった。副交感神経の働きにより血管拡張と内臓代謝反応が増加することにより、体温を生み出すことが出来て冷えが改善されたと考えられる。
【使用した主なツボ】
百会
百会は頭のてっぺんにある経穴。体の自律神経の乱れを調整するときに使用する。主に、体の前後左右の歪みを改善する効果がある。腰の筋緊張を取ることも出来るので、体の中心部分に影響を及ぼしている症例では効果的。頻繁に使う経穴でもある。
【考察】
今回の症例では、不安感や緊張感が取れないという心身両面の状態を改善する為に、視床下部への刺激を主治として行ったところ3か月~6か月で体調が回復し、その状態を安定させることが出来ました。体の状態が心の状態をつくるという理論をもとに体の治療をすることで、確実に症状は改善していきます。
体の状態は常に回復に向かっているので、治療をすることで必ず治るまでの期間が縮まります。
私たちは東洋医学をベースに、薬に頼らないお体を作る自律神経専門鍼灸施術を行っています。
どうしても治らない症状で悩まれている方は、平井鍼灸院のコンビネーション療法を受けて頂くことで、症状が改善に向かいます。あなたがもし悩み、苦しんでいるのであれば一度ご相談ください。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。