症例報告「自律神経失調症(偏頭痛) 症例2」‐東京・江戸川区・平井‐

【自律神経失調症 症状8】
【患者像】
Iさん 30代 女性
【来院】
 2016.3 
【症状】
主訴:偏頭痛
10年前から、偏頭痛と首肩こりの症状に悩まされており、週3回の鎮痛薬の服用をしている。仕事は産休中で休んでいるが2年後に復帰予定。偏頭痛は吐き気、何もできない体の症状に苛まれる状態。特に原因もなく発症する。
【治療経過と内容】
治療方針
交感神経が緊張するストレスを、自律神経を整えて緩和する。
身体の症状の多くは、育児およびご主人に対するストレス反応だと考えれる。主に肝、肺が障害されている為、体の中に気滞とオ血が常に起こっている。頭痛が起こる時は、オ血の症状が著しく増悪した時だと考察し、血海や膈兪、太衝を中心に治療をしたところ2カ月で頭痛頻度が減少してきた。
【同時に治療した症状】
冷え性
【使用した主なツボ】
太衝、血海、膈兪
【考察】
今回の偏頭痛の症例では、身体の中に気滞とオ血があることが原因。気血津液の流れが悪いことと、ストレスがかかった時の気の上逆反応が合併し、偏頭痛を引き起こしていた。ストレスはなかなか取り去ることが難しいので、体の免疫反応に対してアプローチをしたことが良かったと考えれる。また、ストレスケアに関してはカウンセリング手法も用いた為有効だった。
心の状態が体の症状を作っている事は間違いないと、この症例で確信を得た。