【不妊症】症状改善症例

【患者像】
M,Sさん 20代 女性

【来院】
 2017,7,31

【症状】
主訴:不妊症
結婚されたのが1年半前で、1年かけても妊娠反応がなく、2016年11月ごろから不妊治療を開始する。
タイミング指導と人工授精を3回するが、陽性反応(-)
不妊治療とともに鍼治療もした方がいいのかと思い、不妊治療を開始してから8か月して鍼治療も開始した。

【治療経過と内容】
治療方針
冷えの改善と代謝効率を上げる。

【同時に治療した症状】
便秘、疲労感、冷え
【使用した主なツボ】
太衝、太谿、三陰交、大巨、中脘、側頭筋、太陽、膈兪、肩井、頭頸移行部

【考察】
この症例は血虚をベースにした不妊症患者さんの症例である。
もともと気虚にも関わらずそれ以上のハードワークと、10代20代前半の過度なダイエットや食事制限などで身体のバランスが乱れてしまっていたと考える。
また子宮内膜ポリープや卵巣の腫れがあったりと、子宮自体にも何らかの器質的な要因があり、約2年半妊娠に至らなかったと考察する。
鍼治療で身体のバランス、主に気血のバランスを整えながら、ポリープ摘出など外科的なアプローチも並行して妊活を取り組んだことから、約7か月という早い段階で妊娠に至ったと考える。また当院のサプリメントも積極的に摂り、自宅でのお灸もされていたことから、セルフケアの大切さも十分に理解されていることも一つの妊娠に至った要因である。