【自律神経失調症・ホルモンバランス】症状改善症例

【自律神経失調症 症状60】
【患者像】
Nさん 30代 女性

【来院】
 2014.9

【症状】
主訴:ホルモンバランスの乱れ
当時、アウトドアで痛めた首を治療しに来院され、2週間の治療で改善した。その後、ホルモンバランスの乱れによる体のだるさ、倦怠感、胃腸機能の失調が見られたので治療を継続。特に、季節の変わり目の寒くなる時期、暑くなる時期に症状が悪化していると分かった。食事には気を付けている。仕事のストレスも内臓の代謝反応に大きく影響をしていた。

【治療経過と内容】
治療方針
脳脊髄液の流れを調整する
ホルモンバランスの乱れを調整するときには、自律神経の乱れを改善していく。自律神経の乱れは、脳の緊張状態から生まれる為、脳脊髄液の流れを改善することで、調整を試みた。頭蓋骨の整体をすることで脳脊髄液の流れが改善し、ホルモンバランスにの乱れによる体のだるさや倦怠感、胃腸の失調が徐々によくなり、今ではメンテナンスで治療継続中。

【同時に治療した症状】
冷え症

【使用した主なツボ】
三陰交

【考察】
この患者さんの例では、30代のホルモンバランスの乱れを取り上げた。更年期障害で悩まれている40代の方に比べて、改善は早期に実感されていた。体の回復力は、中枢神経である脳が決定している。ホルモンバランスの乱れがストレスで起きていたとしても、体の回復力が安定していれば、ひどくなることは少ない。ストレスよりも体力が低下していると、ストレスによる体の不調が発現する。冷え性に関しては、慢性的な経過により、末梢血管に酸素が行き届きにくくなっていると考えられるため、1年単位での治療を計画し、勧めていく。
以上