症例報告「自律神経失調症(頭痛)症例4」‐東京・江戸川区・平井‐

【自律神経失調症 症状22】
【患者像】
Oさん 30代 女性

【来院】
 2016.8

【症状】
主訴:肩こり、頭痛、腰痛
Oさんは、普段から腰痛と肩こりを慢性的に抱えている。特に方の痛み方が酷く、シップを貼ったりマッサージに行ったりしているがどうしても症状が解消されない。普段は運動もあまりしないため、体の血流障害も起こっている。長時間のパソコン作業で症状が悪化する。頭痛は、肩凝りが酷くなり、血流障害と自律神経のうち交感神経の緊張状態が続くことにより発症していると考えられる。

【治療経過と内容】
治療方針
全身症状の改善から、首肩こりと頭痛を調整する
Oさんは、血流障害と自律神経の交感神経緊張状態が合わさると、肩こりと頭痛が酷くなる傾向にある。自律神経の調整としては、首の側面にある胸鎖乳突筋の緊張を緩める事が必要だったので、頸動脈洞付近に鍼をして緊張を緩和したところ、頭痛の発現率が低下した。

【同時に治療した症状】
冷え

【使用した主なツボ】
頸動脈洞

【考察】
Oさんは、頸動脈洞付近の施術を境に体の状態が安定してきた。風邪を引きやすいことを考えると、交感神経緊張状態が緩んだ時に免疫が低下し、風邪症状を訴えるのだと推察できる。肩こりと腰痛は体の歪みの観点から関係性があり、猫背の改善なども視野に治療をしている。