症例報告「自律神経失調症(偏頭痛) 症例3」‐東京・江戸川区・平井‐

【自律神経失調症 症状9】
【患者像】
Mさん 30代 女性

【来院】
 2016.3 

【症状】
主訴:気分の落ち込み、頭痛
2016.2月に職場を辞めた。昨年の7月から右腰の痛み、不眠、めまい、耳鳴り、寝汗、冷え、食欲不振などの自律神経症状に悩まされている。その結果、気分の落ち込みで気力を失い、他人に依存して過ごすようになった。ストレスは主に人間関係で、家族と職場の人の両方に問題を抱えていた。ストレスが溜まると頭痛に発展し、マイナス思考に陥る。

【治療経過と内容】
治療方針
心腎不交の状態を改善し、精神症状と頭痛を緩和する
職場を辞めるに至った2月から体の不調が増悪していることを考えると、日頃の不安な精神状態が症状を増悪させていると考察し、心と腎のバランスを整えることを目的として、太谿、壇中に刺鍼をしたところ、2カ月で寝汗と不眠が解消され、頭痛になることも少なくなった。

【同時に治療した症状】
冷え性、胃弱

【使用した主なツボ】
太谿、壇中、腎兪

【考察】
この症例から、心腎不交が気分の落ち込みや冷え症以外に頭痛を引き起こすことが明らかとなった。腎臓は先天的な体力を表しており、体の免疫力や回復力と同義である。表面上に出ている症状ではなく、自律神経の失調を引き起こした本当の原因を突き詰めて治療を進める事が、早期治癒に繋がると確信した。経過としては3~6カ月は継続して診る必要がある。